どうも、きつねです。
受験生の皆様はどうしたら英語の点数が上がるのか日々考えていることでしょう。私も数年前の英語が得意になる前までは同じで、よく英語の勉強法について調べたものです。
ハッキリ言います。単語を覚えろ!これが一番大事です。なにより単語を覚えたらわかることが増えて英語が楽しくなります。
ということで、今回はシス単をどのようにしたら効率よくすべて暗記できるか、得意科目にするかをお話します。
シス単とは
この記事を読んでいる方は既に知っている方がほとんどだと思いますが、一応説明させていただきます。シス単とは、駿台文庫が出版している英単語長「システム英単語」のことです。
システム英単語は大学受験を目指す高校生に根強い人気で、何枚も付箋が貼られているシス単を使っている学生を駅や電車内で見かけるものです。
筆者も高校生の頃システム英単語を利用していました。というか学校で統一して配られたので使っていました。シス単はミニマルフレーズや音声がついているのが特徴的で、より覚えられるようにするための工夫された単語帳です。
筆者はこれまで多くの単語帳を見てきましたが、システム英単語は特に使いやすいイメージがあります。動詞・名詞・形容詞副詞などにわかれているのも、品詞が覚えやすくて非常に助かります。
シス単のレベル
シス単は難関私立大学や国公立大学の入試にも対応できるレベルになっています。構成が1~5章まであり、1章は入試最頻出の単語、2章も受験生必須とされている単語、3章まで覚えればおおよその大学に対応できるといわれているレベルです。
4章は入試の最難関レベルと出てくる頻度は少し下がりますが実用英語では重要な単語ばかりです。5章は多義語で単語だけを見ると簡単なものが多いですが、意味が多いので覚えるのに苦労するかもしれません。
単語を覚えることの重要性
言語学習において単語学習は極めて重要な分野です。基礎の基礎であり、長文を読むときも音声を聞くときも必要になります。
単語を正確に覚えておくと余計なところで躓くことが少なくなるので、学習スピードも速くなります。
問題を解けない理由が単語の意味を知らないからであれば一向に成長しません。成長を止めるのも早めるのも単語学習にかかっています。
シス単は全部覚えよう!
シス単に乗っている単語は全部覚えておいた方がいいです。中途半端に覚えようとするのは甘えです。
4章の単語など一見覚える必要がないように思えますが、問題に出てくることもあるうえ、知っているだけで解ける問題もあります。
そして、大学受験の後にも役に立ちます。TOEICなどでも平気で出てきます。今のうちに覚えておきましょう。
効率よくシス単を覚える方法
効率的に単語を覚えるときに必要なことは、無駄な時間をなくすこと、工夫すること、そして暗記する時間を増やすことです。
ちょっとづつ覚えるな!
❌ 単語を1日10個とか100個ずつ進めていくといった覚え方は効率が悪いです。このやり方では1周する頃には初めの方に覚えた単語は忘れているでしょう。時間も余計にかかります。
⭕ 1つの章を1か月で何周もする。音読をするなら1日1周、計30回でも十分です。これならシス単を半年ほどでマスターできます。回数を増やして期間を短くしても大丈夫なので自分のペースで頑張ってください。
1単語1つの意味から
単語によっては複数の意味を持つ単語も少なくないです。しかし、いきなり複数の意味を覚えようとすると頭がパンクしてしまいます。
まずは一単語一つの意味で進めていくべきです。おおよその単語を覚え終わるまでは文法問題や長文問題で出会ったときに覚えればいいです。
暗唱が1番
単語の暗記方法はいくつかありますが、中でも単語と意味を交互に音読・暗唱するのが一番いいです。それでは暗唱のメリットをいくつかあげさせていただきます。
暗唱(音読)のメリット
- 目、耳、口など、より五感を使って覚えられる
- 頭を使わなくとも、からだが勝手に覚えてくれる
- 口に出すほどスピードが上がる
- 一度覚えてしまうと忘れにくい
- ストレス軽減
文字を書くよりも疲れにくく、早く回すことが出来ます。そしてなにより記憶に残りやすいです。
付箋orマーカーを使おう
効率的に英単語を覚えるにあたって、工夫の一つに付箋やマーカーを使うことをお勧めします。ただし、初めから付箋やマーカーを使うことはお勧めしません。
というのも初めは覚えている単語の数は少ないので、効果的に使うことが出来ないでしょう。ある程度暗記を続けると、覚えられている単語と覚えられていない単語にわかれてきます。
そこで覚えられていない単語に印をつけるという意味で付箋やマーカーを使うのです。貼ったり剥がしたりできる付箋の方がおすすめですが、あなたの使いたい物を使うのがいいでしょう。
覚えたい単語をわかりやすくすることでより効率的に暗記できるというわけです。
*注意*
付箋を貼り過ぎてどこがどれだかわからないほど貼ると意味がないので、付箋の貼り過ぎには注意!すぐに増やさず、減らしてから付箋を貼りましょう。
ペラペラしていて触ると気持ちいいですが、そこまで増やすと本末転倒!付箋の目的を再確認しましょう。
無駄な時間をなくそう!
単語を効率的に早く覚えるには、いかに無駄な時間を減らしてどれだけ単語と向き合うかが重要になってきます。そのため、時間のかかる効率の悪い方法はできる限り避けましょう。
しなくていいこと
- 覚え方やコツを調べる
→この記事を読んだらもう余計なことは調べなくていいです。その調べている時間に何度も暗唱でき、何度も英語に触れることが出来ます。より楽に効率よくしたいのは分かりますが、逆に勉強できたはずの時間を失っていることに気付くべきです。ライバルは今も勉強しているかもしれません。質より量をこなす方が結果的に質も高くなります。
- 書いて覚える
→書いて覚えていては時間がかかりすぎます。何度も口にして体に覚えさせるのです。書くよりも口にする方が早いですし、思い出す回数も多いです。綴りについても何度も見る&口に出すを繰り返していたら大体分かるようになります。
- 単語カードを作る
→こちらも作るのに時間がかかり過ぎるのでお勧めしません。考えてみてください。「単語カードを買いに行く時間」+「単語帳を見ながら単語と意味を書く時間」=『本来、単語やその他の勉強ができた時間』です。作ってしまえば早いと思うかもしれませんが、小さいが故無くしやすかったり、カードを出し入れしたり、情報量が少ないなどそこまで便利ではありません。単語帳を使いましょう。
シス単は軽くて濃い辞書になる!
英文法や英語長文の勉強をしているときにわからない単語や熟語が出てくることがあります。その時に辞書よりも先にシス単で調べてください。
調べ方はシス単の最後の方のページにINDEXというページがあるので、そこから探すと意外と見つかることがあります。
見出しの単語に付随して小さく書かれていることが多いのでマーカーなどで印をつけておきましょう。
書き込もう!
もちろん調べた単語や熟語が必ずしも載っているわけではありません。そんなときは似ている単語の空いているスペースに書き足していきましょう!このようにしてあなただけのオリジナル単語帳を作り上げるのです。
ボロボロ=覚えたではない!
よく「シス単をボロボロになるまで使い込みましょう!」といいますが、ボロボロにする必要はありません。
なんなら雨や使い方が悪いせいで簡単にボロボロになってしまいます。ボロボロにしてる割に覚えられていないなんてことも全然あるので、外見は寧ろ綺麗でいいんです。
それだけあなたが物を大切に扱っているということです。ですが、中身は別で自分に必要な情報・文字を詰め込み、適度に付箋を貼ったオリジナル単語帳にしてしまいましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。単語を覚えることで見えてくる景色も変わります。受験の一番の敵は自分自身です。
付箋など工夫して己に打ち勝ちましょう。そしてあなたはシス単をマスターしたころには英語がより好きになっていることでしょう。最後までお読みいただきありがとうございました。
克己