コロナ禍に『自転車ブーム』が起きていることをご存じでしょうか?
新型コロナウィルスが流行し始め、早3年というところでしょうか。新型コロナウィルスによる影響は大きく、多くの業界が打撃を受けていることでしょう。その一方で思わぬ恩恵を受けている業界があることをご存じでしょうか。今回ご紹介する自転車業界は恩恵を受けている業界の一つではないかと考えられます。輪業とも呼ばれますが、今回は分かりやすくするため自転車業界と呼ばせていただきます。
今回はこの『自転車ブーム』について考察していきたいと思います。
観察
まずは自転車需要についてです。どのような属性の人にどのような自転車の需要があるのでしょうか。属性別に観る切り口で探っていきたいと思います。
- 子ども
- 学生
- 主婦
- お年寄り
- その他
1.子ども
子どもの自転車需要については、コロナ禍前とそこまで変化はないのではないでしょうか。子どもの初めての自転車であったり、補助輪なしで乗れるようになることが目的である場合が多いからです。
2.学生
学生が自転車を買うタイミングとして多いのは、小学生から中学生に、中学生から高校生に、高校生から大学生になるなど節目のときです。通学用の自転車として購入される方が多いですね。こちらもコロナ禍前との変化は小さいと考えられます。
3.主婦
街中を見ていると主婦の方で自転車に乗っておられる方は非常に多いです。田舎では自転車よりも車を利用する方が多いためそこまで見られないかもしれないですが、都会では車の維持費などを払うくらいなら自転車でも十分と考える方も多いです。さらに、電動自転車というとても楽な自転車が人気になってきたこともあり、主婦の方の自転車需要は増えていることでしょう。電動自転車は普通の自転車より高いですが、車に比べたら電動自転車なんて安いものだと思えますね。コロナ禍というよりも電動自転車の認知により需要が増えたのではないでしょうか。
4.お年寄り
お年寄りの方で自転車に乗るケースは、自動車運転免許を返納された方などが利用することが多いです。高齢者による自動車での事故などが一時期ニュースで多く取り上げられたため、免許返納の動きが高まったのでしょう。自転車で買い物に出かける方も多いと思われます。
5.その他
ケース1:仕事で自転車を利用するケースです。例を挙げるとウーバーイーツや出前館などのフードデリバリーが代表的な例です。このフードデリバリーはコロナ禍の影響を大きく受けています。レンタルサイクルの利用も多いですが、フードデリバリーで利用するために少し良いグレードの自転車を購入される方も多いです。
ケース2:趣味や運動に利用するケースです。コロナ禍の影響を受けて働き方が変わった方も多いはずです。リモートで仕事ができるようになった方は時間に余裕ができたり、家で過ごす時間が増えた方もおられます。その中で趣味として自転車に乗る方や、健康を維持するために運動の一環としてサイクリングを楽しむ方も増えています。またリモートワークで家にいると、家族と一緒にいる時間が増えて居心地が良くない方の逃げ場としても自転車が利用されます。自転車を使ってでも一人になりたいという方は意外といます。
考察
属性別に自転車需要をみることで、考えられた要因は主に3つですね。
- 電動自転車の認知
- 免許返納の動き
- コロナ禍による作業形態の変化
データなどを引き出せていないため、根拠としては不十分ですが、あくまで考察なので大目に見ていただけるとありがたいです。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました。あなたもこの自転車ブームに乗っかってみてはいかがでしょうか。